三井住友海上の自動車保険は当て逃げでも等級が下がる?
三井住友海上の自動車保険は当て逃げでも等級が下がるのか気になっている方は多いと思います。
自動車保険は事故を起こして保険を利用すると等級が下がる仕組みになっており、事故によって3等級ダウンか1等級ダウンかが決められています。
接触事故を起こした場合はほとんどが3等級ダウンとなってしまいその分保険料が高くなってしまいます。
そのため保険を使って車を修理する方が得なのか、保険を使わずに自腹で修理する方が得なのかをしっかりと見極める必要があります。
ソニー損保では実際に事故が起こった際に3等級ダウンすることでどのくらい保険料が高くなるのかをシミュレーションすることができるようになっています。
試しに10等級の時に事故を起こすとどれくらい保険料が高くなるのかをシミュレーションしてみました。
すると10等級だった場合は事故を起こした翌年から6年間で約13万円も保険料が増加することがわかりました。
つまり13万円以下の修理費用なら6年間無事故で過ごした場合には自腹で修理していた方が得をしていたということになります。
このように事故を起こせば保険料が増加することになるのですが、自分に過失のない事故ではどうなのでしょうか?
また駐車場などに止めていた時に当て逃げされた場合も同じように等級は上がってしまうのでしょうか?
当て逃げでも3等級上がってしまう
残念ながら当て逃げされて車を修理するために車両保険を使ってしまうと3等級アップすることになっています。
当て逃げなんだから考慮してと思うかもしれませんが、保険会社からするとそれが当て逃げによるものなのか自損事故によるものなのか判断が難しいため当て逃げでも同じように等級が上がってしまうんだとか。
そのため当て逃げされた場合は何においても相手を特定することが必要になります。
なぜなら相手が特定できれば等級が上がらずに済むこともあるからです。
当て逃げで相手が特定できたら車両保険無過失事故特約を利用しよう
当て逃げで相手が特定できた時、その後の作業は2通りあります。
1つ目は相手がきちんと自動車保険に加入していた場合で、この時は相手の対物賠償保険から100%修理費用を支払ってもらうことができるため自分の保険を使う必要がなく等級も上がることがありません。
2つ目は相手が自動車保険に未加入だった場合で、この場合は補償してくれる会社がありませんから相手から直接賠償してもらう必要がありますが、必ずしも修理費用を払ってくれるとは限りません。
そういった場合に備えて三井住友海上では車両保険無過失事故特約というものがあります。
これは自分に過失のない事故で相手が保険未加入者だった場合に、自分の車両保険を使って車路修理しても等級が上がらないという特約になります。
この特約でポイントとなるのは相手が特定できているという点で、当て逃げで相手がわからない時には利用することができません。
そのためこの特約に加入している方は当て逃げされた時に相手が誰だったのかを特定することに全力を注ぎましょう。
もし相手がわからなければ泣き寝入りするしかなくなるので是が非でも相手を見つけましょう。
このように当て逃げされた場合に自分の自動車保険を使っても等級は上がってしまうので、必ず相手を見つけるようにしましょう。
残念ながら相手がわからなかった場合は自腹で修理するしかなさそうです。