三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保自動車保険の違いを比較
三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保自動車保険の違いを比較してみました。
三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保はどちらも日本を代表する大手保険会社で、代理店を介して加入する代理店型自動車保険となっています。
三井住友海上での自動車保険はGKクルマの保険という一般家庭用向け商品とはじめての自動車保険というその名の通り初めて自動車保険に加入する方のためのシンプルなプランを用意しています。
あいおいニッセイ同和損保ではタフという一般家庭用向けのプランとパーソナル自動車保険という初めての方向けのプランを用意しており、この点では双方同じようなものになっています。
基本的な補償内容はどの保険会社も変わらないため、GKクルマの保険とタフではオプションで追加できる補償にどのような違いがあるのかを比較してみましょう。
相手への賠償(対人)
GKクルマの保険では対人賠償保険に特別な補償などは付いていません。
一方、タフでは「対人臨時費用特約」と「対歩行者等傷害特約」が自動で付帯されるようになっています。
対人臨時費用特約では弔問・葬儀参列の際の弔慰金などの臨時費用の支出に備えて、被害者1名につき20万円支払ってもらうことができるようになっており、「対歩行者等傷害特約」では契約の車の自動車事故により、歩行中や自転車(原動機付自転車を除く)乗車中の方を死亡させたか、ケガにより入院させた場合に補償してくれるようになっています。
ただGKクルマの保険では「自動車事故特約」や「交通乗用具事故特約」をオプションで追加できるようになっており、タフと同じような補償を受けられるようにすることができます。
相手への賠償(対物)
対物賠償保険では三井住友海上でもあいおいニッセイ同和損保でも「対物超過修理費用特約」が付帯できるようになっていますが、三井住友海上では自動付帯なのに対してあいおいニッセイ同和損保ではオプションでの追加となっています。
対物超過修理費用特約は全損時に非常に役に立つ特約なのでつけておくことをおすすめします。
けがへの補償
GKクルマの保険では人身傷害保険の基本プランに「重度後遺障害時追加特約」と「搭乗者傷害(入通院/2区分)特約」が付くことになっており、万が一事故を起こしても手厚いサポートが受けられるようになっています。
またオプションで追加することができる「ケアサポート費用特約」よりホームヘルパー雇入費用、介護ヘルパー雇入費用、ベビーシッター雇入費用などを補償してもらうことができ、「差額ベッド費用特約」により個室で治療に専念することができるようになります。
一方、タフでは「人身傷害自立支援費用特約」が自動でセットされるようになっており、GKクルマの保険の「重度後遺障害時追加特約」と同じような補償を受けられるようになっています。
またオプションで追加できる補償に「傷害一時金特約」「交通事故特約」「犯罪被害事故特約」「人身傷害子ども育英費用特約」「人身傷害サポート費用特約」などがあり、ライフスタイルに合った手厚い補償を受けることができるようになっています。
車への補償
GKクルマの保険では「車両保険無過失事故特約」と「全損時諸費用特約」が自動でセットされるようになっており、オプションで「新車特約」「車両全損(70%)特約」「全損時諸費用倍額払特約」「車両超過修理費用特約」などを付帯できるようになっており、どのような損害に合っても車を修理できるようになっています。
タフでは「全損時諸費用特約」が自動でセットされるようになっており、「車両保険無過失事故特約」をはじめ「買替時諸費用特約」「地震・噴火・津波「車両全損時定額払」特約」「新車特約」「車両超過修理費用特約」「「ハートフルリサイクル」(リサイクル部品使用特約)」をオプションでセットできるようになっています。
特約の内容はほぼ同じですが、あいおいニッセイ同和損保にはリサイクル部品使用特約という変わった特約があり、これをセットすれば保険料を安くできるようになっています。
補償に関する主な違いはこんな感じです。
最も大きな違いがあったのは人身傷害保険に関する部分でしたね。
三井住友海上でも十分手厚い補償を受けることができましたが、より充実した補償を受けたい方はあいおいニッセイ同和損保にした方がいいかもしれませんね。
両者には大きな違いはないため代理店の担当者によって加入する保険を選んでもいいかもしれませんね。
補償に関しては申し分ないので後は優秀な担当者が付いてくれれば安心のカーライフを過ごすことができるでしょう。